越直美氏(4.3)

ソフトバンク株式会社の社外取締役およびOnBoard株式会社の代表取締役CEOの越直美氏を評価します。北海道大学法学部卒業・ハーバード大学ロースクールLL.M.取得後、西村あさひ法律事務所・デベヴォイズ&プリンプトン法律事務所を経て、2012年より大津市長(全国最年少の女性市長)を2期8年務めました。市長退任後は三浦法律事務所のパートナー弁護士として活動しながら、2021年よりOnBoard株式会社を創業・代表取締役CEO就任、ソフトバンク社外取締役も兼任しています。下記は各業務執行ポジションごとの評価結果と総合評価結果です。

大津市 市長(全国最年少女性市長)(2012年〜2020年、2期8年)

確認済み成果

  • 2012年、ハーバード大学ロースクールLL.M.・ニューヨーク州弁護士・西村あさひ法律事務所での実務を経て大津市長に当選。当時全国の市長の中で最年少かつ最年少の女性市長として全国的な注目を集めた。弁護士出身として法的リスク管理・制度設計の専門知識を行政経営に直接活用した。
  • 市長就任前年(2011年)に発生した大津いじめ事件に対し、外部の第三者調査委員会を設置して徹底的な事実調査を実施。後のいじめ対策のモデルケースとして全国に影響を与えた画期的な対応として評価された。保育待機児童ゼロの達成・保育園増設・スマートシティ(自動運転・MaaS・AIいじめ予測)の推進等の政策実績を残した。
  • 2015年、世界経済フォーラム(ダボス会議)の「ヤング・グローバル・リーダー(Young Global Leaders)」に選出。日本の地方行政リーダーとして国際的な知名度を確立した。

検証済み不祥事

市長在任中、庁内の調査業務の外部弁護士選定プロセスや公的資金支出に関して一部で透明性を問う議論が発生した事例がある。また大津いじめ事件の初期対応(発生直後の「いじめはなかった」という市教育委員会の対応)について就任直後に批判を受けた場面があった。いずれも越氏個人への法的処分・第三者委員会報告書による個人批判には至っていない。

ポジション評価: 4(全国最年少女性市長として2期8年、法律の専門知識を活かしたいじめ対策・待機児童解消・スマートシティ推進を実現し、ダボス会議ヤング・グローバル・リーダーとして国際的評価も獲得)

OnBoard株式会社 代表取締役CEO(2021年〜現在)

確認済み成果

  • 2021年に企業の女性役員育成・紹介を専門とするOnBoard株式会社を創業し、代表取締役CEOに就任。日本企業のガバナンス改革・女性活躍推進の具体的な解決策として、女性役員候補のリクルーティング・トレーニング・マッチングを行う事業を立ち上げた。
  • 弁護士としての法的専門性・大津市長としての行政経営経験・ダボス会議選出という国際的知名度を活かし、日本企業の女性役員比率向上という社会課題に起業家として直接取り組む稀有なキャリア転換を実現。三浦法律事務所パートナー弁護士としての実務も並行継続している。

検証済み不祥事

該当なし。

ポジション評価: 4(女性役員育成・紹介という日本の重要社会課題に起業家として直接取り組み、法律・行政・スタートアップの三分野を統合したユニークな価値創出)

ソフトバンク株式会社 社外取締役(2021年〜現在)/ 三菱総合研究所 社外監査役(2023年〜)

確認済み成果

  • 国内通信大手ソフトバンク株式会社の社外取締役として、スマートシティ・MaaS・AI・デジタルサービスという大津市長時代に実践した行政DXの最前線経験を、通信企業のガバナンス・新規事業監督に活用。ハーバードLL.M.・ニューヨーク州弁護士・カリフォルニア州弁護士の資格と、行政・スタートアップ・法律の複合知見をソフトバンクの多角的な事業拡大の監督に提供している。
  • 三菱総合研究所(MRI)の社外監査役として、シンクタンク・コンサルティング事業のガバナンスにも関与。OnBoard代表・弁護士・社外取締役・社外監査役を同時並行する圧倒的なマルチキャリアを体現している。

検証済み不祥事

該当なし。

ポジション評価: 4(通信大手ソフトバンクの社外取締役として行政DX・スマートシティ・法務の専門知識を提供し、女性役員育成事業との相乗効果で日本のガバナンス改革を多面的に推進)

総合評価

総合スコア: 4.3/5.0

評価根拠

  • 戦略実行力(4.3): ハーバードLL.M.弁護士→最年少女性市長(2期8年)→OnBoard創業CEO→ソフトバンク社外取締役というキャリアは法律・行政・スタートアップ・企業ガバナンスを一人で網羅する稀有な組み合わせ。ダボス会議「ヤング・グローバル・リーダー」選出の国際的認知度も高い。
  • コンプライアンス遵守度(4.0): 市長在任中の公金使途に関する一部議論・いじめ事件初期対応への批判があったが、いずれも個人への法的処分には至っていない。行政経営においてグレーゾーンが指摘された点は留意が必要。
  • 組織影響力(4.5): ソフトバンク社外取締役・三菱総合研究所社外監査役・OnBoard代表・弁護士という四重の立場で産業界・スタートアップ・法曹・行政に影響力を持つ。女性役員育成を事業化した点で日本のガバナンス改革への貢献は際立つ。

分析手法補足

  • ソフトバンク株式会社 コーポレートガバナンス報告書(2025年)
  • OnBoard株式会社 公式サイト
  • Wikipedia「越直美」
  • 世界経済フォーラム ヤング・グローバル・リーダー2015年選出者名簿
  • 各種報道(日経新聞・AERA・Forbes Japan)

越直美氏は、北海道大学法学部卒業・ハーバード大学ロースクールLL.M.取得後、西村あさひ法律事務所・デベヴォイズ&プリンプトンでの弁護士実務を経て、2012年に全国最年少の女性市長(大津市長)として当選。2期8年でいじめ対策モデル・待機児童ゼロ・スマートシティ推進を実現し、2015年にダボス会議「ヤング・グローバル・リーダー」に選出された。市長退任後は2021年にOnBoard株式会社を創業して女性役員育成事業に取り組みながら、ソフトバンク社外取締役・三浦法律事務所弁護士として法律と行政の知見を産業界のガバナンスに提供している。

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