パナソニック ホールディングス株式会社の社外取締役の松井しのぶ氏を評価します。国内大手監査法人での会計監査業務を経て、PwC税理士法人にて国際税務コンサルティングマネージャーを約8年間務めた公認会計士です。2014年にスタートアップ企業・株式会社ユーザベースに参画し、コーポレート部門全般を統括しながら2016年のIPOを牽引、執行役員・取締役(CPO/CAO)へと昇進。2021年よりパナソニックHDの社外取締役を務めています。下記は各業務執行ポジションごとの評価結果と総合評価結果です。
PwC税理士法人 国際税務コンサルティングマネージャー(〜2014年頃、約8年)
確認済み成果
- 国内大手監査法人での会計監査業務を経て、PwC税理士法人(PricewaterhouseCoopers)にて国際税務コンサルティングマネージャーとして約8年間勤務。多国籍企業の国際税務ストラクチャリング・移転価格・クロスボーダー組織再編等の高度案件を担当した。
- 公認会計士資格に加え国際税務の深い専門知識を習得し、グローバル企業の財務・税務ガバナンスの専門家としての基盤を確立した。この専門性が後のスタートアップにおける「コーポレートの全権責任者」としての活躍を支えた。
検証済み不祥事
該当なし。
ポジション評価: 4(世界四大会計事務所の一角PwCで国際税務コンサルのマネージャーとして8年間、グローバル企業の高度な税務・財務案件を統括した専門家としての実績)
株式会社ユーザベース 執行役員→取締役(CPO/CAO)(2014年〜2023年)
確認済み成果
- 2014年にビジネス情報プラットフォーム企業・ユーザベース(経済情報「SPEEDA」等)に参画。夫の海外転勤(トルコ)の経験を経てスタートアップへのキャリアチェンジを実現。人事・組織設計・法務・コーポレートガバナンス・広報ブランディング・情報セキュリティ・総務という「コーポレート全般」を一手に統括した。
- 2016年のユーザベースIPO(東証マザーズ上場)を、コーポレート部門のリーダーとして牽引。公認会計士・国際税務コンサルの専門知識を活かした財務・コーポレートガバナンス体制の整備がIPO成功の重要要因となった。
- 2018年に執行役員、2020年に取締役(CPO:最高製品責任者、CAO:最高管理責任者)に就任。「攻め(製品戦略)と守り(コーポレート管理)」の両輪を担うトッププロフィールとして成長を支えた。
検証済み不祥事
該当なし。
ポジション評価: 4(スタートアップのIPO成功・急成長をコーポレート全般責任者として主導し、公認会計士×スタートアップ取締役という新時代のキャリアモデルを示した)
パナソニック ホールディングス株式会社 社外取締役(2021年〜現在)
確認済み成果
- 国内外の家電・産業用機器・エネルギー・車載電池(テスラ向けパナソニックエナジー)等を擁するパナソニックHDの社外取締役として、ホールディングス化・カンパニー制移行後の経営管理体制の監督に公認会計士・スタートアップ取締役の複合知識を提供。
- ユニファ株式会社(保育園向けSaaS)の社外取締役も兼任し、テック系スタートアップのガバナンスと大企業のコーポレートガバナンス監督を並行して担う稀有なポジションを確立。ミネルバ式リーダーシップ研修の講師として次世代リーダーの育成にも貢献している。
検証済み不祥事
該当なし。
ポジション評価: 4(日本を代表する大手家電・製造コングロマリットの社外取締役として、公認会計士・国際税務・スタートアップCFO的知見を大企業ガバナンスに提供)
総合評価
総合スコア: 4.0/5.0
評価根拠
- 戦略実行力(4.0): PwC国際税務マネージャー(8年)→ユーザベースコーポレート全般責任者→IPO牽引→取締役という、大企業専門家からスタートアップ経営者への転身モデルとして際立つ。公認会計士×スタートアップ×大企業社外取締役の三分野を体験した希少なプロフィール。
- コンプライアンス遵守度(4.5): 全キャリアを通じ不祥事・懲戒処分の記録は皆無。
- 組織影響力(3.5): パナソニックHD・ユニファという大企業とスタートアップの双方への影響力を持つが、産業界全体での知名度はまだ発展途上。リーダーシップ研修講師としての啓発活動も継続。
分析手法補足
- パナソニック ホールディングス コーポレートガバナンス報告書(2025年)
- ユーザベース株式会社 IR役員紹介(公式サイト)
- Wantedly 松井しのぶ氏プロフィール
- 各種報道・インタビュー(Note・YouTube・ミネルバリーダーシップ)
松井しのぶ氏は、国内大手監査法人・PwC税理士法人(国際税務マネージャー、約8年)での公認会計士キャリアから、2014年にスタートアップ・ユーザベースへ転身。人事・法務・ガバナンス・広報・情報セキュリティというコーポレート全般を統括しながら2016年のIPOを牽引し、執行役員・取締役(CPO/CAO)へと昇進した。2021年よりパナソニックHDの社外取締役として、公認会計士とスタートアップ経営者の双方の視点を大企業のガバナンス改善に活かしている。

